第一回焼き肉大会は4/6(日)に行われました。

こんばんは、south37です。前回、「次はHaskellのdo構文とモナドの関係について説明します!」とか言いましたが、すまんありゃ嘘だった。諸事情により、今回は「このブログでは何を書くの?」みたいな話をまとめる事にしました。

何で嘘付いたの?

諸事情です。実は、このブログは他の4つのブログと一緒にリレー形式で書いてたのですが、「第一回焼き肉大会」が行われた事をきっかけにリレーブログのリニューアルが行われました。ざっくり言うと、メンバーが2人増え、初回は自己紹介or振り返りor所信表明を書こうみたいな流れになりました。という事で、今回は「所信表明」になります。

で、所信表明って何?

weblio辞書によれば、

自分の考えや信念、または方針などについて演説したり講義したりする形で表明すること。

だそうです。とりあえず、今後の方針を書きます。

今後の方針

やっぱり一度振り返ってからの方が今後の方針も書き易いのでまず振り返ります。

これまでの振り返り

ブログを書き始めたきっかけ

さて、そもそも何で技術ブログ書こうと思ったかについてですが。実は、このブログは皆でリレーブログを書き始める前から存在していました。色んなところで色んな人が「アウトプットが大事」と言っていたので、素直に信じてブログを作りました。

が、4つ程記事が書かれた後で長らく放置されていて、長続きしないダメな人の典型例みたいになってました。

インターンに行って意識が高まった際に、ブログも放置のままじゃいかんと思い、リレーブログを始める事にしました。相互監視の構造を作る事で続けられるんじゃないか、あわよくば色んな人から知識を吸収出来るんじゃ無いか、という狙いもありました。

ブログを書いてみて

実際、リレー形式というのは思った以上にいい形でした。「一日も途絶さない」事自体は別に目指して無かったのですが、思いのほか長く続いてびっくりしました。何より、「定期的に自分の考えを文章にまとめる」習慣がついたのが非常に良かったと思っています。

意識が高まり過ぎてもう一つブログを作ったりもしました。ブログが習慣になってから「ブログ書きたい欲」みたいのが出てきて、リレーブログの期日まで待てなければこっちに書いたりしてました。

ただ、最近はサボりがちだったので、もうちょいちゃんと更新してこうとは思っています。何にせよ、習慣が出来たのは良い事です。

どんな事をブログに書いてたか

基本的には、自分が勉強した事をまとめる形式でした。想定読者は「説明しようとしてる事柄について何も知らない人」で、分かり易さを心がける様にしていました。

自分は技術書をフラっと買って読むのが好きで、プログラミングも技術書ベースで勉強しています。以前まではただ読むだけだったのが、ブログ始めてからはアウトプットも伴うようになりました。

「言いたい事は分かる」くらいのスタンスで読んでたのが、「こういう事だからこう書いた方が分かり易いだろ」みたいな事まで考えるようになったので、理解は深まるようになったと思っています。

という事で、ここまでをまとめときます。

これまでのブログのまとめ

ブログを書くようになっていろいろ良かったです。以上!

今後の方針 -再-

これまでとそんなに変わる事無く、技術書とかの知識をまとめていけたらいいと思っています。特にこのブログにおいては、とりあえず新しい事を学んだらそれをまとめて、知識を横にのばして行く方針をとりたいと思っています。

以上、所信表明でした。以下、どうでも良い話。

どうでも良い話

最近考えている事

最近は、「得意分野」みたいな物を作らなきゃなと思っています。というのも、自分は別にコンピュータ科学の研究をしている訳でも尖った技術を持つ企業にコミットしている訳でも無いので、「この分野なら誰にも負けない」みたいな物が無いんですよね。ただ、エンジニアとして食って行こうとしている以上、何かしら尖った部分は必要かなと思っています。

昔は「全ての領域においてめちゃくちゃ詳しい人」になりたかったのですが、人間の持つ時間が有限である以上それは不可能なので、いわゆる「π型の人」とか目指さなきゃなーと思っています。尖った部分を何個か持ちつつ、全体を俯瞰出来る幅広い知識を持つ人ですね。そんな感じにならなきゃです。

あと、「得意分野」とはちょっと離れちゃうのですが、「他のエンジニアがあまり持ってない能力」を持つのはアリだと思っています。いわゆる差別化要因ですよね。プログラミング以外にいろいろと手を出して、自分に合う物を見つけられたら良いと思っています。初っ端は「デザイン」とか勉強してみようと思っています。

自己紹介

どーせなんで、他の人がやってたみたいに自己紹介もしておきます。はてなidはsouth37で、Web上ではこれを名乗る様にしています。漫画を読むのが好きで、最近の一押しは「今際の国のアリス」です。主人公がどんな状況になっても「考える事」を放棄しないのが、とても良いです。

大学院では「物性物理」の研究をしています。「物理」自体はめちゃくちゃ好きで、きっと今後も嫌いになる事は無いと思いますが、「研究」からは離れようかなと思っています。理由はいくつかあるのですが、一番大きいのは「エンジニア」の生き方にとても魅力を感じたからです。

自分がこの手でその瞬間に作り出した物が、目の前でその場で動いて、しかもそれが世界中の人に使ってもらえる可能性を秘めている。こんなにワクワク出来る事は、なかなか無いんじゃ無いでしょうか。

また、勉強会が盛んである事やOSSの文化、コミュニティの存在等は本当に魅力的だと思います。勉強会の後の飲み会で隣り合った二人の会話から生まれた「Github」のように、魅力的な出会いからクールなサービスが生まれるというのも、想像するだけでワクワクしてきます。

影響を受けた人

自分が「エンジニア」を意識するようになる過程で一番影響を受けたのは、ポール・グレアムという人物です。まず、「ハッカーと画家」という本で彼を知りました。彼は自分の立ち上げたベンチャービジネスYahoo!に売り抜けており、「成功」を収めています。(売り抜けを成功と呼ぶかどうかは人によると思いますが...)

そんな彼が「ハッカーとは」とかいろいろ述べてるのが「ハッカーと画家」なんですが、その中でも自分に一番引っかかったのは「力のある言語」の話でした。ざっくり言えばプログラマの生産性を挙げられるような 強力な表現力を持つ言語 が「力のある言語」という話で、今でも自分にとっての大きな価値基準になっています。

言語に限らず、フレームワークやインフラ構築サービス等にも「力があるかどうか」という基準は拡張出来ると思っています。ざっくり言えば、「アイディアを形にするまでをどれだけ素早く行えるか」という事ですね。その意味で「Ruby on Rails」や「Heroku」なんかはとても強力なツールでありサービスであると思っています。

もちろん、本当はそれだけで判断してはダメで、大量のユーザーをさばけるのかとかコストはどうなんだとか用途に適しているのかとかいろいろ考える必要があります。ただ、強力なツールというのはやっぱりクールだと思っています。特に、近年は「アイディアをいかに素早く形にするか」や「いかに検証、修正のサイクルを素早く回すか」がとても重視されていて、その意味でも"力のある"ツールは重要であると思います。

グレアムはYコンビネーターを運営する投資家としての顔も持っています。彼は、「アイディアでは無くチームに投資する」「創業メンバーにエンジニアが含まれていなければならない」といった主張をしており、プロダクトを作る「チーム」をとても重視しています。これは、現在の自分の価値基準にも繋がっていて、僕は「一緒に働く人」というのが何よりも重要なのでは無いかと考えています。

こうして振り返ってみると、けっこうグレアムには影響されているみたいです...ただ、彼に憧れはしますが、彼と同じ人生を歩みたい訳ではありません。サービスを売り抜けて大金を得るよりも、自分の携わった(もしくは作り上げた)サービスで世の中にインパクトを与え続けられる方が、今はずっと魅力的だと思っています。

あと、伊藤直也さんは自分と同じ様に物理出身で活躍されていて、勝手に親近感を覚えて勝手に憧れています。「はてなブックマークの人」みたいなイメージだったのがいつの間にか「Immutable Infrastructureの人」になってて、最前線で居続ける姿がかっこいいです。

好きな言葉

GoogleGmailGoogle AdSenseの仕組みを作り上げ、YコンビネーターのパートナーにもなっているPaul Buchheitの言葉で、

If someone says:
"That's impossible."

You should understand it as:
"According to my very limited experience and narrow understanding of reality, that's very unlikely."

というものがあります。ざっくり日本語訳すると、

もし誰かが「不可能だ」と言うならば、それは「私の貧弱な経験と浅い現状認識では、そんな事は出来そうも無い」と言っているに過ぎない

といった感じでしょうか。かっこいいですね。

終わりに

どうでも良い話を思いのほか長々と書いてしまいました。すいません。